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2021年2月のテーマは「チョコレートに含まれるカカオポリフェノールと健康について」

食と健康通信20211
2月はバレンタインデーですね。
最近では、「女性から女性へ」、「友だちや大事な人への贈り物」、 「自分へのささやかなごほうびに」と多様化しています。

そこで、チョコレートに接する機会が多くなる2月は、チョコレートに含まれるカカオポリフェノールと健康についてご紹介いたします。

「カカオポリフェノール」とは?

カカオマスに含まれるポリフェノールのこと。
ポリフェノールとは、植物由来の抗酸化物質。つまり、酸化に対抗する物質のことですね。

・カカオマス:発酵させたカカオ豆をすりつぶしたもの
・チョコレート:カカオマスと乳製品、砂糖などを加えたもの
・ココア:カカオマスから脂肪分(カカオバター)の一部を除いたもの

「カカオポリフェノール」の主な効果

カカオポリフェノールを豊富に含むチョコレートやココアを摂ることで、健康に期待が持てます。

①からだのサビをストップ!
からだに害をおよぼす“活性酸素”の働きを抑えることで、からだのサビを抑制。
からだの細胞は活性酸素という悪玉酵素によって酸化し、常にサビが進行しています。
酸化されると、老化の進行、生活習慣病や動脈硬化、がんになる恐れが高くなると言われています。

②アレルギーを防ぐ
抗酸化作用が、アレルギー予防や軽減に効果的。

③高血圧を正常値に近づけ、冷え性の改善に期待
・血管を広げる作用があり、血圧を下げる効果。
・血圧が高めな人ほど、低下量が大きい傾向にあります。
・血流が良くなることで冷え性改善にもつながります。

④脳を活性化させる
脳の血流量を増加。
脳の栄養分であるたんぱく質を含む血流を増加させることで、脳を活性化させます。

⑤美肌効果に期待
肌の角質水分量の低下を防ぎ、トラブルを抑制します。

このように、良いことづくめのチョコレートやココア。
誰かにプレゼントするだけでなく、自分のためにもチョコレートを選んでみてはいかがでしょうか。

チョコレートはどれくらい食べればいいの?

ポリフェノールは水溶性のため、一度にたくさん食べても排出されてしまいます。
毎日少しずつ食べるのがポイントです。

カカオポリフェノールから健康効果を得るには、一日200~500mgを摂取すると良いと言われています。
※参考:カカオ70%チョコレートの場合、5~10g程度(1~2片程度)でポリフェノール100~200mg。

おすすめ!バレンタインレシピ

米粉ココアケーキ・アップルジャムサンド

ごろごろ形を残したりんごジャムを、米粉でつくった薄いスポンジで挟みました。
味も見た目もおすすめです!

【調理時間目安:40分】

4人前

【材料】

りんご
1個(7mmの角切り)
レーズン
大さじ3
デーツ
2個(7mmの角切り)
りんごジュース
1カップ
葛粉
大さじ1(大さじ1の水で溶く)
適量

[スポンジ]

米粉
125g
ココア
20g
ベーキングパウダー
小さじ1
ひとつまみ
豆乳
170cc
メープルシロップ
60cc
なたね油
大さじ2

【作り方】

①【りんごジャム作り】りんご、レーズン、デーツ、塩、ジュースを鍋に入れ煮る。
②りんごジャムが柔らかくなったら、葛を水溶きして加え、とろみをつける。その後、鍋から出して冷ましておく。
③【スポンジの準備】 粉類をすべてふるう(米粉、ココア、ベーキングパウダー、塩)。
④【スポンジの準備】 液体を別のボウルで混ぜる(豆乳、油、メープル)。
⑤【スポンジの準備】 手順③のボウルに手順④の液体を入れ、ゴムベラで合わせる。
⑥【スポンジを焼く】 ロールケーキの天板など薄い型に伸ばし焼く(オーブン200℃で10分)。
⑦冷めたら、スポンジをスコーン型やセルクルで抜き、スポンジ2枚でリンゴジャムをたっぷりはさみいただく。

その他のバレンタインレシピはこちら

ご自身でアレンジしながらお試しください!